弦楽器群が前面に並び金管楽器群を後方に配している立体感で、音場はスピーカーの外側に広がる印象の優秀録音盤。ホールに広がった残響に身を置くようではなくて、ステージ上の楽器の存在感がエネルギッシュで実の詰まった音です。米コロムビア録音のニューヨーク・フィルとの演奏盤に限るところではなく、こうした音作りはバーンスタインがウィーン・フィルとドイツ・グラモフォンに録音したレコードからも感じられました。
ビートルズの初期盤を彷彿とさせる。米マーキュリーらしい鮮明、華麗、色彩感とエネルギーに溢れた優秀録音盤。クラシック録音のステージ感がまだ馴染まないと言った、耳慣れして居ないけどクラシックを聴き始めたい。そういう向きにはマーキュリー録音をマークして欲しい。このレコードにはみんなが好きなサティの数少ないオーケストラ曲が収録されています。試聴とダウンロードが出来ます。