爽快な若々しさも次第に繊細さを見せるんじゃないかと予見させてくれたのは、パールマンとのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲の録音でした。ジェームス・レヴァインのマーラーは今でもベストな録音盤にあげられていますが、アナログ盤の最後期に爆演を聴かせてくれてマーラー演奏の新時代の扉を開けてくれたのでした。
NHK-FMで午前9時に『名演奏ライブラリー』で選曲されているドヴォルザークのチェロ協奏曲は、まだ聴いていないのなら必聴の録音です。米RCAがロンドン交響楽団で録音した意欲的なセッションは、グラミー賞ノミネートしました。1975年録音。 試聴が出来ます→ ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
リン・ハレルにはDECCAでの録音、レヴァインも後にヨー・ヨー・マと共演したり DEUTSCHE GRAMMOPHON でのドヴォルザークは定盤とされています。それはドヴォルザークが、個性で勝負する音楽であると言えるからでしょう。それに後年のこまやかな音楽を紡ぐようになったレヴァインとはまた違った豪快な音楽で休日の朝に聴くクラシックCDとしてはとても適しています。
- 若き日のジェームズ・レヴァイン - 「組曲“兵士の物語”」 ストラヴィンスキー作曲
(25分40秒)
(室内楽)シカゴ交響楽団の首席奏者たち
(指揮)ジェームズ・レヴァイン
<BMG BVCC38363> 「チェロ協奏曲 ロ短調 作品104」 ドボルザーク作曲
(41分56秒)
(チェロ)リン・ハレル
(管弦楽)ロンドン交響楽団
(指揮)ジェームズ・レヴァイン
<BMG BVCC38366 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲> 「交響曲 第7番 ニ短調 作品70」 ドボルザーク作曲
(38分30秒)
(管弦楽)シカゴ交響楽団
(指揮)ジェームズ・レヴァイン
<BMG BVCC38362 ドヴォルザーク:交響曲第7番> 「歌劇“つばめ”から“ドレッタの素晴らしい夢”」
プッチーニ作曲
(2分20秒)
(ソプラノ)レオンタイン・プライス
(管弦楽)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
(指揮)ジェームズ・レヴァイン
<BMG BVCC38368-9>
via cgi4.nhk.or.jp
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